学会誌投稿規定

日本語語源研究会 学会誌規定

0.学会誌の名称と刊行頻度 

 01 本学会の学会誌を「語源研究」 (Study on Japanese Etymology)と称する。

 02 学会誌の発行は毎年一回とする。

1.投稿資格

 1.1 学会誌に投稿できる者は日本語語源研究会会員(以下会員という)に限る。

2.投稿原稿の内容

 2.1 投稿できるのは未発表の完成原稿に限る。 

 2.2 他の学術誌に掲載予定もしくは投稿中の原稿は本学会誌に投稿できない。

3.投稿原稿の種別

 3.1 投稿原稿の種別は研究論文、研究ノート、フォーラム、書評・研究資料の 4 種とする。  3.2 研究論文は独創性のある実証的または理論的に完成した論文とする。

 3.3 書評・研究資料は他者の著作等についての批評や資料などの紹介とする。

4.投稿原稿の構成 

 4.1 投稿原稿は表題、本文と注、参考文献の順に記載する。

5.投稿原稿の書式・分量 

 5.1 各ページにアラビア数字でページ番号を挿入する。 

 5.2 表題の次の行は空白とする。 

 5.3 章名、見出し等は左詰めで記載する。 

 5.4 本文中に加える注の位置は上付きの両丸括弧付きアラビア数字( (1) (2) (3) ... )に  よって示す。

 5.5 文献についての情報は注によらず本文中に記す。その際山田 (1960: 165) や  Jakobson (1942: 54- 58) のように、原則として著者姓 (西暦刊行年 : 該当ページ) の形式を用いる。

 5.6 本文ないし後注の次の行は空白とする。 

 5.7 さらに次の行には左詰めで見出し「参考文献」を記載する。

6.表記の注意点 

 6.1 日本語をローマ字で表記する際には原則としてヘボン式表記を用いる。 6.1.1 長音はマクロン ( ¯ ) を使用して表記する。 6.1.2 撥音「ん」に母音または半母音が後続する場合には、それらの間にアポストロフィー ( ’ ) を挿 入する。 例)東洋 Tōyō 寛一 kan’ichi 混用 kon’yō 6.2 例文は以下のように表記する。

 6.2.1 例文と本文との間には空白の 1 行を置く。 

 6.2.2 例文には両丸括弧を付けた通し番号を付け、行頭を揃える。

 6.2.3 執筆言語以外の言語による例文には、必要に応じて次行に形態素ごとのグロスを加え、さらに次 の行に文全体の訳を付す。 

  6.2.4 グロスにおいて略語を使用する場合には、本文あるいは注の適当な箇所においてそれらを定義 する。 例)(1) Unu fabur-ta pidi-nga-bu bini-xu-ni One favor-ACC ask-NOM-BEN come-PROG-1PS ‘I come to ask a favor’ 例)(2) Unu fabur-ta pidi-nga-bu bini-xu-ni 1 つ お願い-対格 尋ねる-主格-受益 来る-進行-1人称単 「私はお願いに来ている」 例)(3) Qbad-t-u j-itbissem lil Paul Caught-1PSS-3PSO 3PSS-smiles DOmarker Paul ‘I caught Paul smiling’

7.参考文献の記載方法 

 7.1 本文または注において文献を明示する際には原則として以下のような方式をとる。 例)安田 (1986) によると・・ 例)Dixon (2010: 54) では・・ 例)・・・としている(村山・大林 1973: 35)。 

 7.2 参考文献において文献の書誌情報は以下の方法で記載する。 

 7.2.1 論文名は書名ないし雑誌名の前に置き、「 」(日本語)ないし通常のローマン体(欧語)によっ て表記する。 

 7.2.2 書名ないし雑誌名は『 』( 日本語)ないしイタリック体(欧語)によって表記する。以下の例 を参照。

《単行本(日本語)の場合》 筆頭著者・編者名・他の著者名 発行年 『書名』 シリーズ名と巻号(該当する場合のみ).出版 社. 例)金田一京助 1938 『国語史-系統篇-』 刀江書院. 例)池内正幸(編) 2009 『言語と進化・変化』 シリーズ 朝倉〈言語の可能性〉第3巻.朝倉書 店.

《単行本(欧語)の場合》 筆頭著者・編者名・他の著者名 発行年 書名(イタリック) . シリーズ名と巻号(該当する場合 のみ).出版地:出版社. 例)Poppe, Nicholas 1965 Introduction to Altaic Linguistics. Wiesbaden: Otto Harrassowitz. 例)Bakker, Peter and Mous, Maarten (eds.) 1994 Mixed Languages: 15 Case Studies in Language Intertwining. Amsterdam: IFOTT.

《刊行物に所収の論文(日本語)の場合》 筆頭著者名・他の著者名 発行年 「論文名」『掲載誌名』 巻数: ページ数. 巻全体で通しページ番号がある場合、号数は記さず巻数のみとする。号ごとにページ番号がある 場合のみ、巻数と号数を記す。 例)村山七郎 1950「古代日本語における代名詞」『言語研究』15: 40-46. 例)服部四郎 1976「上代日本語の母音体系と母音調和」『言語』5(6): 2-14.

《刊行物に所収の論文(欧語)の場合》 筆頭著者名・他の著者名 発行年 論文名.掲載誌名(イタリック)巻数: ページ数. ページ番号の記載法については上記参照。 例)Campbell, Lyle 1991 Indo-European and Uralic trees. Diachronica 7: 149-180. 例)Bellwood, Peter 1991 The Austronesian Dispersal and the origin of Languages. Scientific American 265(I): 88-93.

《編著書に所収の論文(日本語)の場合》 筆頭著者名・他の著者名 発行年 「論文名」 編者名(該当する場合のみ)『論文集名』 ページ 数.出版社. 例)田村すずこ 1978 「アイヌ語と日本語」『岩波講座 日本語12(日本語の系統と歴史)』 195- 226.岩波書店. 例)保坂道雄 2009 「言語の変化」 池内正幸(編)『言語と進化・変化』 177-203,シリーズ 朝 倉〈言語の可能性〉第3巻.朝倉書店.

《編著書に所収の論文(欧語)の場合》 筆頭著者名・他の著者名 発行年 論文名. 編者名(該当する場合のみ) 論文集名(イタリッ ク) . ページ数.出版地:出版社. 例)Golovko, Evgenij 1994 Mednyi Aleut or Copper Island Aleut: an Aleut-Russian mixed language. In Bakker, Peter and Mous, Maarten (eds.) Mixed Languages: 15 Case Studies in Language Intertwining. 113-121. Amsterdam: IFOTT.

《インターネット上の資料の引用の場合(括弧内にアクセスした日を記入)》 例)Franks, Steven. 2 005 Bulgarian clitics are positioned in the syntax. http://www.cogs.indiana. edu/people/homepages/franks/Bg_clitics_remark_dense.pdf(2010 年 5 月 17 日) .

8.投稿の要領 

 8.1 原稿は要旨(400 字以内) とともに添付ファイルとして投稿用メールアドレス      ( shino@fukujo.ac.jp )宛に提出する。 

 8.2 原稿を添付するメールの件名は「日本語語源研究会 投稿」とする。 

 8.3 投稿は毎年 4 月末日までに提出された原稿を該当年度の学会誌に掲載される原稿の候補として 取り扱う。

9.採否とその後 

 9.1 投稿原稿の採否は査読結果に基づいて編集委員会が決定する。 

 9.2 投稿された研究論文の採否は概ね下記の基準によって決定する。 

  1.新規性、独創性 

  2.論旨の明快性、論理の客観性

  3.資料の信頼性、実証性 

  4.表現の適切性 

 9.3 審査結果は 7 月初めに通知する。 

 9.4 印刷に関する体裁は編集委員会が決定するが、組版ないし編集の都合上、執筆者にレ イアウト、 内容の修正、短縮化ないし投稿種別の変更を求めることがある。 

 9.5 執筆者が担当する校正は初校のみとし、その際の加除は認められない。

10.原稿料・著作権 

 10.1 本学会誌に掲載される論文・記事等の原稿料は無料とする。 

 10.2 同誌掲載内容の著作権は原則として本学会に帰属する。 

 10.3 本学会は同誌掲載内容を電子化または複製の形態等で公開・配布する権利を有する。

                            2017 年 12 月 9 日制定 

日本語語源研究会

本研究会は日本語を愛し、日本語の知り得る限りの昔の姿を追いたい、知りたいとする方々のために存在します。